ヨーロッパ

2015.09.01

歳入関税庁が野心的なAPI戦略を公表

HMRC launches ambitious API strategy

英国歳入関税庁(HMRC)(※)は、サードパーティー(第三者機関)向け税ソフトウェアおよびAPIの戦略を公表しました。

https://www.gov.uk/government/news/hmrc-launches-ambitious-api-strategy

同戦略では、①開発業者と中間業者の市場を拡大する、②サービスへの需要を喚起する、③組織内の効率性を向上させる、という3つの積極的な目標を掲げ、それぞれ登録業者の数や、新サービスの数といった数値目標で測定するとしています。

その実現に向けて、APIの取組みとしては以下を目指すとしています。

・事業者及び代理業者のための「サードパーティー向けソフトウェア優先」を推進

・APIへの一層のアクセス拡大・ルールとロジックの共有・達成成果指標の公表

・歳入関税庁のシステムとの間での切れ目のない動作を可能とする、より充実したAPIの作成

これにより、開発者はさらに様々な取り組みができるようになり、利用者も税務処理の支援を通じて便益を享受することになるとしています。

※ 英国歳入関税庁(HMRC)財務省の指揮下において、直接税・間接税・関税・国民保険料を一手に担っている官庁。デジタル・ガバメントへの取り組みを先導的に推進している官庁として知られる。