ヨーロッパ

2015.11.20

英国:ポータルサイトへの訪問数が20億アクセスを突破

2 billion and counting

20億を超えて増加中

英国政府は、同国政府のポータルサイト「GOV.UK」の2012年からの累積訪問数が20億を超えたと発表しました(※1)。

日本政府のe-Govウェブサイトの2012~2014年度のアクセス件数累計は8億(※2)なので、高い利用度と言えます。

(注:英国政府と日本政府では、ポータルサイトのカバー範囲が異なるので、一概に横並びで比較することはできません。)

 

最もアクセス数が多かったのは仕事探しサイトでした。

1. 仕事マッチングサイトでの仕事探し 56百万(1年間。以下同)

2. 車両税の更新 40百万

3. 企業情報の入手 21百万

4. 英国銀行の休日 16百万

5. 車両税のチェック 15百万

 

また、訪問の4割がモバイル向けサイトへのアクセスでした。日本政府ではそもそもモバイル対応自体があまり進んでいないとされている(※3)ので、この違いは際立っています。

 

「ユーザー・ファースト」を掲げる英国政府は次のようにコメントしています。

・我々は常に、政府のニーズではなく、利用者のニーズから出発している。

・20億達成は大きなニュースだが、数そのものが重要なのではなく、人々の暮らしに大きな違いをもたらしていることが重要なのだ。

 

※1 https://gds.blog.gov.uk/2015/11/20/2-billion-and-counting/

※2 http://www.e-gov.go.jp/about/use.html

※3 http://www.e-gov.go.jp/about/use.html