国際機関

その他(海外)

2016.01.13

ドイツ:官製スマホアプリが難民のドイツ移住を支援

新しいスマホアプリが難民のドイツ移住を支援-アプリが言語トレーニングと亡命手続きの説明を提供-

New smart­phone app helps refugees get set­tled in Ger­many - Application offers language training and explains the asylum process. -

 

連邦移民・難民室、連邦雇用庁、ゲーテ・インスティトゥート(国際文化交流機関)および公共バイエルン放送局は、亡命申請者がドイツ滞在の機会を得ることを支援するアプリを開発しました。

これは全国基準かつ公的機関によって開発された初のアプリであり、既存の難民向けのローカルなアプリ間のギャップを埋めるものです。

 

このアプリは、亡命手続きの各ステップ毎の違いや、子どもの通学許可、就業や職業訓練など、特に難民が到着後最初の数週間に直面する様々な実用的な質問に回答します。開発者はアプリがニーズに合致するよう、新たに到着した難民に対し、どのような質問が心を占めているのかについての聞き取りも行っています。

そのほかこのアプリは、ドイツのコミュニティで生活するためのルールや価値観(男女平等など)に関する情報や、日常的なドイツ語を習得するための多言語コースも提供しています。

 

「Ankommen(到着)」と呼ばれるこのアプリは無料。アラビア語、英語、ペルシア語、フランス語およびドイツ語が利用可能であり、アンドロイド携帯とiPhoneのどちらにも対応しています。

 

プロジェクトマネージャ―は、「難民は情報入手を主にスマホに依存していることに気づいた。だから我々は初めてアプリに専門技術と情報を共同で投入することにしたのだ。」と述べるとともに、今後もしばしばアップデートしていくとしています。

 

http://www.bmi.bund.de/SharedDocs/Kurzmeldungen/EN/2016/01/presentation-bamf-app.html