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2016.12.10

『行政&情報システム』2016年12月号連載企画 民間企業におけるICT活用事例 No.21 生活者視点で「未来のあたりまえをつくる。」―価値観マーケティング、サービスデザイン―

大日本印刷株式会社
ABセンター 生活者情報ビジネス企画開発第1部 部長 島崎 勤
情報イノベーション事業部 サービスデザイン・ラボ 部長 山口 博志

1.受注型ビジネスから事業創造型ビジネスへの転換
2016年、大日本印刷(以下、DNP) は創業140周年を迎えました。明治維新から9年後の1876年に「秀英舎」として創業したDNPは、当時の最先端技術であった活版印刷を中心に事業を伸ばしていきました。DNPの歴史においてターニングポイントは二度あります。最初のターニングポイントは、1950年代以降から推進してきた「拡印刷」です。それまでの出版印刷や商業印刷といった紙にインキを定着させる印刷にとどまらずICカード、建材、エレクトロニクス製品、環境・エネルギー、ライフサイエンスなど印刷技術の可能性を追求し事業領域を拡げました。現在では国内外3万社の顧客企業と生活者に対し、幅広い分野で多様な製品やサービスを提供しています。