北米

2015.12.21

米国:政府のIT購入方法の改善

Building on Progress: Improving the Way the Government Buys IT

連邦CAO(Chief Acquisition Officer:最高調達責任者)室および連邦CIO(Chief Information Officer)室は、各省庁がソフトウェアの管理・購入において効率性を高めるための指令についてパブリックコメントを公開しました。

現在、各省庁はソフトウェアライセンスを分散した方法で購入・管理し、正確な目録を作るのにも苦労しており、しばしば不要な買い物をしているほか、政府横断的に価格や契約、利用条件を共有していない。

さらに、ソフトウェア契約の全体の管理者も指定されておらず、公務員も十分な経験や専門知識も持ち合わせていません。

本ガイダンスは、IT管理とくにソフトウェアライセンスにおける上記のような課題に対応していきます。ガイダンスは以下のような構成となっています。

■省庁の取組み:ソフトウェア管理の集中化と改善

1)商用ソフトウェアの契約/ライセンス管理のためのソフトウェア管理者およびサポートチームの配置ならびに省庁CIOへの報告

2)包括的なソフトウェアライセンス、許諾料および事業ライセンスの年次目録の維持

3)省庁の要求と予算の統合管理

■政府横断の取組み:ソフトウェア取得・管理の共通化に向けた新たな手段

1)既存の最良の契約条件の特定と利用促進

2)政府横断の新たなソフトウェア契約の策定と冗長性の低減

パブリックコメントの期間は12月21日~1月20日の30日間。期間終了後、OMBがコメントを分析し、必要に応じガイドラインを修正することになります

https://www.whitehouse.gov/blog/2015/12/21/building-progress-improving-way-government-buys-it