ヨーロッパ

2016.10.14

英国政府が公共調達にバランストスコアカードを導入

Procuring for Growth Balanced Scorecard (10/14)

英国の王立調達サービス庁(Crown Commercial Service)および内閣官房は、1,000万ポンド(約13億円)を越えるあらゆる建設、インフラ、設備投資の公共調達へのバランストスコアカードの適用を各機関に通知しました。

この通知により各機関は調達方式を設計するにあたり、コストなどの直接的な問題だけでなく、社会や広域経済といった、より複雑な問題への配慮を求められます。

このバランストスコアカードでは、一般的な4つの視点(財務、顧客、業務プロセス、学習と成長)ではなく、独自に以下の7つのCFS(重要成功要因)を設定しています。

1.ソリューション品質

2.コスト

3.サプライチェーン

4.採用とスキル

5.環境サステナビリティ

6.健康と安全

7.アウトカム便益

バランストスコアカードは、前述の対象調達案件以外であっても、明確なメリットがある場合には適用することが奨励されています。

https://www.gov.uk/government/publications/procurement-policy-note-0916-procuring-for-growth-balanced-scorecard