3.RAIDA-AIを用いた地域の人口減少問題の課題の特定について
「RAIDA-AI」は、自治体職員が直面する知見不足と時間不足という大きな課題を同時に解消し、より質の高い政策形成を支援するための生成AI活用型分析機能です。これまで、自治体職員が行っていた地域課題に関する体系的で複数のデータを組み合わせた分析を「ボタン一つでサクッと分析」ができて、データの可視化に留まらず、生成AIが分析結果や優先的に取り組むべき地域課題を文章形式で表示することができます。
単なるデータ提供やデータの可視化に留まらず、課題の特定を行うためのプロセス(データの可視化→データの解釈→論点整理→課題・ボトルネックの特定)を一体で支えるよう設計されています。
RAIDA-AIでは、主な機能として、①分析結果のまとめを表示して、取り組むべき地域課題を、生成AIによる示唆出しとして示す機能(分析サマリー機能)、②他地域と横並びでデータ等を表示することで、地域間の比較をする機能(地域間比較機能)、③選択した対象地域の統計データ等をグラフで表示。グラフの自動分析を行い、分析結果を文章形式で表示する機能(個別データの分析機能)の3つがあります。
図2 RAIDA-AIの概要説明
(出典)著者提供
(RAIDA-AIの主な機能①:分析サマリー機能)
「分析サマリー機能」は、分析結果のまとめを表示して、取り組むべき地域課題を示す機能(分析サマリー機能)地域の様々なデータを生成AIが分析し、それを踏まえた総合的な分析結果をまとめて表する機能です。「人口減少問題」のような、様々な影響に起因する問題に対して、体系的に整理したロジックを基に分析結果をまとめ、分析結果から読み取れる優先的に取り組む地域課題を生成AIによる示唆出し機能により「戦略立案」の第一歩を踏み出すことのサポートをします。
図3 RAIDA-AIの機能1
(出典)著者提供
(RAIDA-AIの主な機能②:地域間比較機能)
「地域間比較分析機能」は、他の地域の分析結果を横並びで表示することで、地域間の比較をする機能(地域間比較機能)他の地域の分析結果を横並びで表示し、地域間の比較が簡単にできようにした機能です。多くの自治体は、近隣自治体や人口規模や財政規模の近いライバル自治体の取組を気にしたことはないでしょうか。この機能では、比較する地域は自由に選択することができるので、各地方公共団体が取組として参考にすべき自治体等とを比較することで自らの自治体の特徴を確認することができます。(最大3地域を同時比較可能)
図4 RAIDA-AIの機能2
(出典)著者提供
(RAIDA-AIの主な機能③:個別データの分析機能)
「統計データを基に分析する機能」は、選択した対象地域の統計データ等を、個別にグラフで表示する機能。グラフの自動分析を行い、生成AIによる分析結果を文章形式で個別に表示することができます。
また、「自治体の独自データを基に分析する機能」は、地方公共団体が独自で把握しているデータ(例:学区単位の人口)を元に分析する機能です。統計データでは市町村単位の分析までしかできませんが、より詳細な地域レベルで分析することができます。
図5 RAIDA-AIの機能3
(出典)著者提供



