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2019.08.09

2019年08月号連載企画 民間企業におけるICT活用事例 No.37 新たな価値創造へ、センシティブ情報の保護と活用を両立 大切なのはグランドデザインで土台となる枠組みを描くこと

帝人在宅医療株式会社 東京支店 世田谷営業所 所長 田村 優次
帝人ファーマ株式会社 地域包括ケア事業推進部 営業企画グループ 担当課長 鳥居 健太郎
帝人ファーマ株式会社 信頼性保証部門 医療保証統括部 医療PL審査グループ 小林 純大 

1.次の100年へ、「未来の社会を
支える会社」を目指す

1918年、日本初のレーヨンメーカーとして発足した帝人グループは、創業以来のベンチャースピリットとチャレンジングなDNAを継承し、今日に至るまで「たゆまぬ変革と挑戦」を続けてきまし
た。2018年に創立100周年を迎え、次の100年に向けて目指すのは「未来の社会を支える会社」です。企業理念「Quality of lifeの向上」のもとに掲げたブランドステートメント「Human Chemistry, Human Solutions」は、「人と地球環境のために化学の可能性を追求し、社会の進化を加速させるソリューションを提供することで、Quality of life向上の実現に挑戦し続ける」ことを意味します。
未来の社会を支えるためには、新たな価値を創造し、社会に進化をもたらす変革者であり続けることが必要です。帝人グループでは成長戦略(既存事業)により基礎収益力を強化し、その利益を新規コアビジネスの確立に向けた発展戦略(新規事業)に資源投資を行い、持続的な事業創出・育成を図っていきます(図表1参照)。成長戦略では、高機能素材を展開するマテリアル事業と、医薬品や在宅医療などのヘルスケア事業の拡大を図るとともに、それらの事業が持つ強みを活かし、新たな分野への進出やビジネスモデルの変革を大きなテーマとしています。発展戦略では両事業領域を中軸にIT技術基盤がそれらを支え、強みの融合や技術革新により社会やお客様
が求める価値を創造・提供する「ソリューション提供型企業」へと進化していきます。
帝人グループの100年にわたる変革と挑戦の歴史の中で、大きく2つのターニングポイントがありました。1つめがレーヨンから合成繊維メーカーへの転換であり、もう1つがヘルスケア事業のスター
トでした。

図表1 成長戦略と発展戦略の両軸で「未来の社会を支える会社」へ

(出典)帝人グループ提供

https://www.teijin.co.jp/ir/management/vision/