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2021.04.15

2021年4月号 連載企画 イノベーションのためのサービスデザイン No.9 行政の「よいサービス」とは

株式会社コンセント 代表/武蔵野美術大学 教授/
Service Design Network 日本支部
共同代表 長谷川 敦士

1.デジタル庁とサービスデザイン

いよいよ日本でもデジタル庁が2021年9月に設置されることになった。

本原稿の執筆段階(2021年2月)では、第一次のメンバーが公募されているが、この職務要件のなかでもサービスデザインはだいぶ意識されている。DXの推進のための手段としてのサービスデザインの社会認知が向上したことは歓迎したい。

これから具体的に行政サービスの開発が着手されていくことになるが、ここに参考にすべきよい視点がある。それは、本連載第3回でも「サービスデザイン継続のための提言」を紹介した、元GDSデザインディレクターのルー・ダウン氏が著書『GoodService』でまとめている「15のよいサービスの原則」である。今回はこの「よいサービスの原則」を紹介しながら、サービスデザインを提供する側の態度について考えてみたい。