機関誌記事(記事単位)

会員限定

2022.08.12

2022年8月号 特集 次世代テクノロジーがもたらす公共の未来

日本マイクロソフト株式会社
業務執行役員・エバンジェリスト
西脇 資哲

取材/狩野英司(行政情報システム研究所)、平野隆朗(同)、小池千尋(同)
文/岡田浩之

 クラウド、AI、ロボット、ドローン、ビッグデータ、デジタルシティ、メタバース、NFT──デジタル・テクノロジーは進化と深化、拡大と浸透を続け、仕事や産業、教育、生活を変貌させる大きな原動力となって、ついには公共までを変え始めている。
 こうした技術はどのように生まれてきたのか。それによる変革はどのように起きているのか。次世代テクノロジーは何をもたらすのか。そして、デジタルな公共はどこへ向かうのか。
 マイクロソフトでのエバンジェリスト活動を10年以上にわたって務め、先端テクノロジーの変化を見つめ、広く伝え続けてきた西脇資哲業務執行役員が、次世代テクノロジーで生まれ変わっていく公共と、その未来について語る。

 

1.すべてはクラウドから始まった

- デジタル・テクノロジーは進化を続け、影響力をさらに強めています。社会に変化をもたらす技術の変遷について、どのように捉えていますか。
西脇:テクノロジーにはハードウェアとソフトウェアの両面があります。以前は技術と言えばメインはハードウェアについてで、解像度が上がりましたとか、軽量になりましたとか、計算能力が高まりましたとか、速く通信できるようにとか容量が増えましたとか、そういう話が中心でした。