『行政&情報システム』2018年12月号(特集:リスクマネジメントとしてのサイバーセキュリティ)
サイバーセキュリティの確保は、デジタル・ガバメントの推進はもちろんのこと、Society5.0の実現、東京2020大会の成功など、我が国の重要課題への取組において不可欠の前提となっている。いまやそれは通常の行政/経営課題の一つであり、投資と便益の両面を見据えたリスクマネジメントとして捉えることが求められている。しかしながら、いまだ多くの行政機関や企業では、情報システムに付随する危険、あるいは本来業務に直結しない費用負担程度にしか捉えられていない。本特集では、最新のサイバーセキュリティ対策の動向について、政府の戦略・施策をはじめ、東京2020大会での取組、産業界での取組、関連する技術展望など多角的に解説した。本特集が行政機関におけるサイバーセキュリティに関する意識向上の一助となることを期待したい。