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2016.10.10

『行政&情報システム』2016年10月号トピックス 米国における人工知能の研究開発・活用状況と今後の課題

JETRO/IPAニューヨーク事務所
八山 幸司

最近、人工知能と言う言葉を聞かない日はないぐらい、人工知能は身近なものとなっている。人工知能の技術進歩とIT化で日々生み出される膨大なデータが新たな可能性を切り開いており、本格的な「人工知能の時代」の到来と言える。最近ホワイトハウス主催で人工知能に関するワークショップが開催されたが、筆者が参加したニューヨーク会場も大勢の来場者で熱気に溢れ、大きな関心を集めていることを改めて実感した。またマサチューセッツ工科大学とNASAは人類の火星探査をサポートする人工知能を搭載したロボットを開発するなど、活躍の場は大きく広がっている。一方で人工知能を実際の生活やビジネスで活用する機会が増えるにつれて、安全性・社会倫理・責任問題など人間社会と同じような議論も起こり始めている。しかし、これは人工知能が人間と同じレベルに近づいてきたからとも言えるだろう。IT先進国の米国における人工知能の研究開発や実用化の動きを紹介する。