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2018.04.10

2018年04月号連載企画 業務改革を考える No.7(最終回) 業務改革の成功に向けて

一般社団法人日本ビジネスプロセス・マネジメント協会 理事
株式会社日本能率協会コンサルティング 経営コンサルタント
横川 省三

 

1.はじめに

ここまで、2年間にわたり、業務改革について、潮流、アプローチ、サービスデザインとの関係、先進事例に学ぶことなどを述べてきた。その間も技術は大きく変貌しており、この1-2年で、事務オペレーションの領域の自動化技術としてRPA(ロボ
ティクスプロセスオートメーション)の採用が急速に進んでいる。
RPAは、既存システムを改修せずに、WEBやエクセル、基幹システムとの間で、検索、コピー&ペースト、照合などの単純作業を自動化し、24時間365日こなしてくれる。これにより、単純だが負荷の高い事務作業から従業員を解放することを、少ない投資で実現出来る。また、即時、大量、正確なデータハンドリングを行なうソリューションを、現場発想で実現できることから、新たなサービスを生み出す道具としても注目されている。実際、大手企業グループの情報システム子会社は、内部で作り出したRPAを使ったデータハンドリングツールを、取引先に販売することで新たな収益源にし始めている。