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2017.04.10

『行政&情報システム』2017年04月号連載 研究員コラム 諸外国におけるサービスデザインの定着化の要因に関する考察

一般社団法人行政情報システム研究所
研究員 松岡 清志

1.はじめに
北欧諸国をはじめとする諸外国では、いわゆる「サービスデザイン」の考え方に基づく取組みが進められつつある(サービスデザインの考え方については本誌特集の長谷川氏の論考を参照のこと)。しかし、その取組みが定着するための要因となる文化的背景、戦略や組織等は各国によって異なる。わが国でも、内閣官房IT総合戦略本部の電子行政分科会においてとりまとめられた「新たな電子行政の方針についての考え方」の中で、サービスデザイン思考の方向性が提示されている1が、その取組みを的確に推進していくにあたっては、先例となる諸外国の取組みにおける、こうした定着化の要因を的確に把握しておくことが重要である。