機関誌記事(記事単位)

会員限定

2018.04.10

2018年04月号トピックス サービスデザインの実践:行政サービスにおける大学との価値共創

名古屋商科大学大学院ビジネススクール
教授 澤谷 由里子

1.はじめに

サービスデザインは欧州の公共サービスの問題解決から始まった。サービスデザインは、人々の問題や切実な要求を発見し、新しいサービスをデザインするための方法論だ。サービスデザインネットワーク(SDN)を主宰するBirgit Magerは、「サービスデザインは、サービスインターフェースが、顧客の視点から使いやすく期待に添うものであり、提供者の視点から効率的で差別化されることを目指す」[1]という。つまり、サービスデザインは、サービスを受ける人達とサービスを提供する行政や関連事業者にとって欠かすことのできないものだ。

[1] Mager, B. 2009, Service Design as an Emerging Field. In: Miettinen & Koivisto (Eds.)
Designing Services with Innovative Methods, Helsinki: Taik Publications, p. 28-42.