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2019.02.08

2019年02月号連載企画 行政情報化新時代 No.46 ブロックチェーンと投票システム

杏林大学 総合政策学部
准教授 木暮 健太郎

1.はじめに

仮想通貨をめぐるブームが日本国内で急速に広まったのが、2017年だといわれている。代表的な仮想通貨であるビットコインを中心に、その価格の乱高下なども含め、2018年においても引き続き話題を集めたといっていいだろう。

しかし昨年、仮想通貨よりも注目されたのが、「ブロックチェーン」であったかもしれない。周知のように、ネット上の新たな通貨の流通を支える基盤となっているブロックチェーンは、インターネットに次ぐ革新的な発明とも位置づけられている。そしてブロックチェーンに関しては、仮想通貨にとどまらず幅広い分野において、その技術が活用されようとしている。例えば、投票システムでのブロックチェーン活用が、自宅などからのネット投票を実現可能にするかもしれないのである。