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2020.02.10

2020年2月号トピックス シカゴ市警におけるデータ分析のいま

シカゴ市警察
データアナリスト 鈴木 崇之

1.測定しなくて管理なし

“If you can't measure it, you can't manage it”(筆者訳:「測定なくして管理なし」)。これは、かつてニューヨーク市長を務めたマイケル・ブルームバーグ氏の言葉です。「マネジメント」という言葉は「経営」「管理」などと訳されるように、企業において頻繁に使われる言葉です。自治体においても予算編成や各分野での政策の実行など、組織のマネジメントが必要になります。そのためには、データを収集し、絶えず測定をし続けなければなりません。元々自治体には人口、事業所、労働、財政など、あらゆる分野においてデータが蓄積されてきました。一方、2018年6月に総務省から「地方公共団体におけるデータ利活用ガイドブック」が発行されたように、自治体などの公的部門におけるデータの活用の重要性は増しています。この先、各自治体は目指すべき方向性を見据えた上で、それに合わせたデータを取得し、測定し、管理していくことが求められてくるでしょう。